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名前に体を預けてみる

股関節のヨガ

ヨガのクラスをはじめてから11年になりました。

ヨガのクラスを始める時、

「筋肉の名前や骨の名前、あぶない人になるかもしれないけど、その筋肉や骨の気持ちを話してみよう」

と思いました。

 

いい意味で初心忘れず、

まあワンパターンの1本柱でヨガのクラスを続けてきました。

 

 

アメリカの曲に、

In the desert

you can remember your name

というフレーズがあるのですが、

歌詞を知った時、胸揺さぶれるという日本語で足りるかどうかわかりませんが、そんな感じでした。

 

肩書きがなくなったとき、(私はもともとないけど)

似合っていたヘアスタイルも跡形もなくなったとき、

好きな洋服も選べなくなったとき、

IDがなくなったとき、

言葉も通じないとき、

誰も自分を知らない場所で、

 

それでも親からもらった名前はある。

 

そのとき本当の名前を名乗るのか、

新しい偽名を名乗るのか、

 

そんなことを考えました。

 

 

 

心臓なんだから、心をくっつけてみる。

股関節なんだけど、英語だとおしりだな、とか、

三頭筋なんだからきっとコーラスもうまいんだろう、とか、

二頭筋なんだから、仲違いしたらおしまいなんだろう、

 

名前に体を預けようとすると、違うイメージが体を包んでくれます。

名前をつけた人の思いや感動やショックが

こんなにも長い間当たり前にやりとりされていることがすごいね!!

 

自分自信の名前も、私は身一つになって偽名が使えるとしてもきっとほんとうの名前を名乗ります。

私は今までの人生がかなり気に入っているからというのもありますが、

名前は親の愛、生きる時代へのパスポートのようなものだと思っているからです。

 

おばあちゃんに呼んでもらった名前、

おじいちゃんに呼んでもらった名前、

近所のおねえさんに呼んでもらった名前、

 

身ひとつになったときこそ、この名前を名乗りたい。

 

 

やすこさんの開脚がとってもきれいです。チャンスがあったらお願いして見せてもらってね!

 

ということで、

 

これからも、いい意味で初心忘れず、

一本柱しかないシンプルなクラスを続けていきます。

 

だって一本柱でもよくなったから。

やすこさんが違う彩りを付け足してくれるようになったから。

 

仲間が見つかって本当によかった。ありがとう。

 

 

 

 

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